ごあいさつ

Greetings

 事務所を構える白老町は、総人口、年少人口は減少傾向ながら高齢者数は年々増加し、要介護者数も増加傾向で高齢化率も年々高くなり、特に石山、竹浦、北吉原地区の高齢化率が高くなっている状況です。町内においても地域別で高齢化などの偏りが生じており、地域それぞれでの問題があるものと考えられます。少子高齢化、核家族化、近所づきあいの希薄化、児童や高齢者の虐待、高齢者世帯の増加など、地域における福祉課題も多様化してきております。 

 隣町の苫小牧市は、総人口は緩やかな増加ではありながらも、西部地区に高齢化傾向、東部地区に年少人口と生産人口が偏っていて、世帯数は増加していますが1世帯当あたりの人員は低下し、家族世帯や一人暮らし世帯が増えています。年少人口は減少する反面、高齢者人口は大幅な増加となっており、少子高齢化が進んでいる状況に加えて、若年世代の転出超過が目立ち、若い女性人口が減少傾向で子育ての経済的負担がある状況です。少子高齢化、核家族世帯や一人暮らし世帯、高齢者のみ世帯が増加し、白老町と同様に地域における福祉課題は多様化してきていて、孤立死、ひきこもりや自殺の問題も生じています。町内会においても、町内会役員の高齢化や担い手不足が深刻化して広報の配布を中止するなど、町内会活動を取り巻く環境が変化していて、加入率は年々低下し地域コミュニティの衰退が進んでいます。

 もう一つの隣町の登別市も総人口や年少人口の減少、高齢者数の増加は白老町と同様であり、地域別人口では、富岸地区が最も多くて幌別地区が最も少ないなど、地域別人口においても苫小牧と同様に偏りが生じていて、それに基づく福祉問題が多様化しています。これらの地域においては、少子高齢化の進行に伴い、家族機能も縮小したことで家庭や地域における相互扶助機能が薄れ、地域住民相互のつながりも希薄化し、引きこもり、虐待、孤立死、貧困などの新たな社会問題が同様に発生しています。

 このような新たな社会問題に対して、行政以外でも気軽に相談できる相談窓口の必要性があると考え、行政などが業務をしていない、土日祝日を営業日として相談対応する事務所を開設することとしました。子ども、大人、高齢者それぞれの生活問題を解決するために、相談者のニーズを尊重し、日々の一つ一つの相談を大切に受容し、共に歩みながら「心が安らかに落ち着く、ホッとした生活が過ごせること」を目標に支援していきたいと思います。そして、相談者自身が自分の問題に気づくようなアプローチを行い、その中で制度やリソースなどを結び付けることで、問題解決に取り組んでいきたいと考えております。よろしくお願い致します。

社会福祉士事務所アプカス     代表    篠原  歩

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活動
地域
白老町・苫小牧市・登別市
営業
時間
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0144-83-3143
社会福祉士事務所 アプカス
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